たしかな情報を
今までにはなかった身体の症状に気付いたとき、どんな病気になってしまったのだろうと動揺してしまうことは、どなたにでもあると思います。
そんな時、皆さんはどうやって病気のことを知ろうとしていますか?
札幌フィメールクリニックに初めて来院した患者さんの中にも、病気のことを検索しすぎて、疲弊しきって来院する方が、ときどきいらっしゃいます。
自分に起きている症状が重大な病気かもしれないと不安になり、同じ病気かもしれない個人の方の書き込みを手当たり次第読んで、さらなる不安に陥ってしまったということは、珍しくありません。
同じ病名でも、身体の状態は決して同じわけではありません。
まだ診断される前から情報に翻弄されることなく、まずは病気なのか、そうではないのか医療機関を受診して診察を受けましょう。
どうしても知りたいことがある場合は、医学系学会や医療機関が、各ホームページで病気のことを解説していますので、参考にしてください。
がんについては、国立がん研究センターが監修する「がん情報サービス」というサイトがあり、日々データを更新しながら、一般の方向けにも情報を公開しています。
https://ganjoho.jp/public/index.html
何よりも、症状を感じたらまずは診察を受け、その際に気になることは主治医に質問しましょう。
たくさんの情報の中から自分に必要なものを知識として身につけ、病気のことを理解しながら治療を受けることが大切です。
Akiko