寒さと眠気

samusatonemuke

雪の少ないお正月を過ごし、今年は過ごしやすいなぁ‥と思っていましたが、先日は今季一番の冷え込みでとても寒い日でした。 

温暖化と言われるようになって久しいですが、子供の頃は氷点下10℃以下になる日もあり、テレビには毎日のように「水道凍結にご注意ください」のテロップが出ていました。 

そんな寒さを知っていたはずなのに、歳のせいか年々寒さに耐えられなくなってきています。

先日の朝の通勤時間は、とても寒くすごく冷えてしまったせいか、その日は普段にはない疲労感と眠気が襲ってきたほどでした。 

雪山で寝てはいけないと言いますが、それは寒い環境にいると体の深部体温が下がることで眠くなり、さらに冷えると低体温症になり意識朦朧としてしまうからです。 

眠る1時間前くらいにぬるめのお風呂に入り、寝室の温度も18~20℃くらいが快適な睡眠環境と言われるのは、ほど良く体の深部体温が下がり心地よい入眠導入を促すためだそうです。 

夏に比べると、寒い冬はなかなか起きられない、お布団から出たくない・・・という方は多いですよね。

冬は日の出時刻が遅く、夏と同じ時間に起きても外はまだ夜の暗さで陽の光が弱いです。

人は、光の刺激で覚醒し体内時計のズレを調整しますが、冬は光が弱いので起きたらまず灯りを付けましょう。 

また、お布団と室温の差があまり開かないように暖房をタイマーセットしたり、起きてすぐ羽織れるものを近くに置いておく、温かい飲み物を飲む、身体を動かす。 

深部体温が下がると眠くなるのと逆に、寒い冬の起きにくさを解消するポイントは、体温をゆっくり上げること、温度・光・体温をうまくコントロールすることのようです。 

お尻に痛みと腫れの症状で受診される方に、この時季特に多いのが血栓性外痔核です。

肛門周囲の血流が悪くなり、うっ血した血液が固まって血豆状になるものです。

この時季は、雪かきが症状出現のきっかけになることもよくあります。

あたたかいお風呂にゆっくり浸かって、お尻にも優しく、気持ちよく眠れる生活をして、寒い冬を乗り切りたいですね。 

 

Miya 

 

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