形を変えて蘇る

memory

我が家は娘3人の五人家族。

なにかと物が増えてしまい、断捨離がブームになってからは必要最小限のもので、丁寧な暮らしをするミニマリストに憧れていました。

子供の進級の時期に重ねて断捨離を進めたり、休日を利用して整頓したりしては、色々と不要なものを捨てて来ましたが、その中でどうしても捨てられないものがありました。

それは、3人の娘が使ったランドセルです。

3人とも中学年くらいからリュックに変えたので、6年間ずっと使った訳ではないのですが、それぞれが背負った後ろ姿を「いってらっしゃい」と見送った光景が心に残っているので、簡単に捨てられずにいたのです。

と同時に、ランドセルはなかなかの大きさなので、保管にも悩んでいました。

 

そんな時に、滝川市の皮工芸のお店を知り、ランドセルをキーホルダーに加工してもらいました。

テレビでも紹介されたお店なので、道外からも問い合わせやオーダーが多く、出来上がるまで半年かかると言われたのですが、本当に半年が経ち、忘れかけてた頃に届きました。

かなりランドセルの皮が劣化していたので、仕上がりはあまり期待していなかったのですが、とても綺麗に加工して下さり、こんなにかわいいキーホルダーに形を変えて蘇りました。

捨ててしまうのは簡単ですが、こんな風に思い出のカタチが変わり、毎日持ち歩けることがとても嬉しいです。

毎日、この赤いキーホルダーを見るたびにホッコリした気持ちになっています。

 

Miya

ページ上部へ戻る