かくれ生活習慣病

bloodtest17

昨日のAIR-G brilliant days Fでは、かくれ生活習慣病というタイトルでお話しました。

かくれ生活習慣病という言葉は、私が勝手に名付けたものです。 

 

札幌フィメールクリニックでは、平日に日帰り手術をおこなっています。

手術を受ける方は、10代から70代までと、幅広い年齢層です。 

日帰り手術が可能と判断するのは、年齢だけではなく、持病があるか、アレルギー歴があるか、術後帰宅して安静が保てるかなども検討して判断します。 

 

手術を決めた際は、事前に血液検査も必要です。 

その際、異常値がみられることが頻繁にあります。 

 

たとえば、治療が必要なほどの貧血が発覚することがあります。

手術を急ぐ必要がない場合は、貧血の原因を探り、多くは鉄欠乏による貧血なので、鉄剤による治療を行い、貧血の改善を待ってから、手術の予定を再度決めています。 

 

また、糖尿病に罹っていることを知らずに生活している方もいます。

糖尿病が重症であれば、術後感染症など手術後の経過に影響する場合もありますので、糖尿病の治療のため、内科へ紹介いたします。 

 

そして、肥満などがなくても、コレステロールや中性脂肪の数値の上昇がみられる方や、脂肪肝を疑う肝機能の異常がみられる方も、珍しくありません。

職場で定期的に健康診断を受けている方は、「これまでも軽い異常は指摘されていました」と自覚していることもありますが、主婦の方や、国民健康保険加入者の方など、自ら健康診断の機会を作らないと、異常値に気付くきっかけがない方は、手術前の検査などで、病気が見つかるケースがあります。 

 

国民健康保険加入者には、市町村が行う健康診断があり、保健センターや指定医療機関で低価格で受けることができますが、主に40歳以上が対象です。 

30代でも生活習慣病になっている方がいますので、若いからと安心せず、できれば健康診断の機会を持つことをお勧めしたいと思います。 

 

札幌フィメールクリニックでは、乳がん検診や内視鏡による大腸がん検診を受ける方が希望されれば、健康診断としての血液検査も行っていますので、ご相談ください。 

 

Akiko 

ページ上部へ戻る