大腸がん検診
直腸と結腸にできるがんを、合わせて「大腸がん」と呼んでいます。
女性が生涯にがんで死亡する確率は、2013年の統計で6人に1人と算出されました。
40代のうちは、乳房や子宮のがんにかかる人が多いですが、年齢が上がるとともに、大腸がんや胃がんが増えます。
女性のがんデータ
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
罹患数 | 乳房 | 大腸 | 胃 | 肺 | 子宮 |
死亡数 | 大腸 | 肺 | 胃 | 膵臓 | 乳房 |
(がん情報サービス より引用)
大腸がんの早期発見のための検査は、まず便潜血検査があげられます。便を提出して、血液が混じっているかどうかを調べる検査で、料金も安く、また検査も非常に簡便なため、集団検診の項目となっています。
けれども、早期のがんを検出できる確率は高くなく、痔からの出血でも陽性となってしまいます。
小さながんや、がんになりそうなポリープなどを早くに見つけるためには、『大腸内視鏡検査』が有用ですが、症状がない場合は保健適応とならないので、検査費用が高額です。
また前日から、食事調整や下剤の服用など、準備に手間がかかります。医療機関に行って、すぐに受けられる検査ではないのです。
当クリニックでは、
□便潜血検査が陽性
□痔の治療を始めても肛門出血がおさまらない
□痔が悪くないのに出血している
という方に、直腸・S状結腸内視鏡検査を行っています。
当日検査前に浣腸を受けていただくだけです。
大腸がん 発生部位
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | |
部位 | 直腸 | S状結腸 | 上行結腸 | 横行結腸 | 盲腸 | 下行結腸 |
大腸がん発生は上表のようになっており、1位と2位で全体の4分の3を占めています。
S状結腸までの検査ですべてが分かるわけではありませんが、前日からの準備がなく検査を受けられることは、患者さんにとって、メリットがあると考えています。
[By Akiko – Director]
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