自分に合ったポーズは?

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痔の治療薬には注入軟膏や坐剤がありますが、お薬の説明をする際に『入れ方がわからない』『できない』『失敗した』など使い方が難しいとおっしゃる患者さんがいます。

肛門は目視できないところなので、1回で注入軟膏や坐剤を入れるのは難しいものです。

入れる際に肛門周辺の腫れや傷に当たると痛みがあり、それでも入れようとするばかり余計に身体の力がはいります。そうなるとますます肛門括約筋も緊張し、肛門の締まりが強くなり、入れづらくなってしまいます。

どのようにすればスムーズにお薬が使えるか、私自身の経験でいくつかご紹介しますね。

 

①便座に座り、利き手に注入軟膏または坐剤を持つ。

利き手側のお尻を浮かしそーっと肛門に添わせるように薬を入れる。

肛門前側に症状がある場合は肛門後ろから、肛門後ろ側に症状がある場合は肛門前からお薬を入れる。

 

②中腰で前屈みになり、肛門前側かあるいは、後ろ側から薬を入れる。

pose-2

 

③立った状態で台に片足を乗せ、肛門前側かあるいは、後ろ側から薬を入れる。

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④ある専門誌には身体を横に寝た状態でお薬を入れる姿勢もありました。

 

上手に使えない方はどうぞ参考にしてみてください。


[by Mami]

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http://sapporo-fc.jp/

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