定期乳がん検診と早期発見のメリット
またその話?と思う方もいらっしゃると思いますが、またこの話です。
先日の院長のブログに『早期発見できれば、進行がんに比べ治療がシンプルなものとなり、日常の生活を取り戻すのもそれほど時間がかからない―』とありました。
ピンとこない方々のために、今日は実例〖Aさん;45歳・未婚(本人の了承を得ています)〗のケースをお話します。
Aさんは当クリニックで乳がん検診フルコースを受け、結果長辺8mm程の初期がんを発見。
連携施設における術前検査によると他臓器への転移はない、ということで、乳腺の部分切除となりました。
入院は1週間、退院翌日には職場復帰。
その後投薬治療は10年ほど続けねばならないそうですが、ホルモン治療のみ。
副作用に個人差はあるものの、食事制限や行動制限もなく日常生活を送れます。
抗がん剤治療や放射線治療となると、もっと辛い副作用があります。
今回の検診では、マンモグラフィにも写らず、視触診でも感知できなかった異常が、超音波検査で見つかりました。
このことから、毎年でなくても定期的にフルコース検診を受けた方が安心であることが分かります。
8mmほどの大きさに乳がんが成長するには5~10年かかるそうです。
最低でも2年に1度乳がん検診を受けていれば、早期発見・治療が望めるでしょう。
一人でも多くの女性が他人事と思わず、積極的に乳がん検診を受けて下さることを願います。
[by Chieko]
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