乳腺疾患の迅速な診断

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乳腺外科受診の患者さんの自覚症状の多くは、「痛み」と「しこり」です。

症状や経過をお聞きしてから、マンモグラフィ検査診察超音波検査を行いますが、症状を感じていても、問題がないことはしばしばです。

一方「しこり」の訴え通り、診察・検査においても“腫瘤”を認めることもあります。

 

触診や画像診断で所見があった場合の、次のステップはその『診断』です。

診察と画像診断のみで良性と評価でき、経過観察のみ行っていくケースもありますが、良性か悪性かの判定を行う必要がある場合は、その場で次の検査、細胞診断や組織診断にすすみます。

当クリニックでは初診日でも、必要があればその場で細胞や組織の採取を行います。

手で触れても確認できないしこりは、超音波で確認しながら採取します。

診察室に超音波装置を備えているので、移動や着替えもなくスムーズに行うことができます。

 

2回目の診察日は、細胞診断組織診断の結果が出るまでに時間がかかるため、初診日から約1週間後となります。

2回目の診察では、検査結果をお伝えし、その後の方針を相談します。

異常がなかった方に対しても、どれぐらいの期間を空けて観察または検診すべきか等についてもお話しています。

患者さんの、そしてご家族の不安が長く続かないよう、迅速な診断を心がけています。


[by Akiko]

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