トモシンセシス

呪文のような7文字の言葉、これはTomography(断層)とSynthesis(合成または統一)という2つの意味から作られた造語で、マンモグラフィの3D画像を作り出す撮影技術です。

先日、Ayaさんのブログでも紹介されていたように、マンモグラフィのセミナーに参加しました。

その中で、乳房画像診断の分野においては、知らぬ人はいないであろう遠藤登喜子先生の講演を拝聴しました。

正常の乳腺との重なりにより、これまでのマンモグラフィ(2次元画像)では診断が難しかった腫瘤を、よりはっきりと写し出すことが可能になります。

一方で、従来のマンモグラフィ検査とトモシンセシスを同時に受けると、放射線被ばく量が高くなってしまう問題があり、診断のための画像の質を維持しながら、被ばく量を極力抑えるための研究をしているとのことでした。

これから、精密検査としてはもちろん、検診の場にも活用できるよう、研究がすすめられています。


[by Akiko]

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