マルチ診療放射線技師
札幌フィメールクリニックには診療放射線技師が1人います。
乳腺外科で必要なマンモグラフィ撮影の認定を取得している技師です。
クリニックにはマンモグラフィ装置のみなので、診療放射線技師にしかできない仕事は、マンモグラフィ撮影だけです。
Ayaさんは若いですが、撮影中の受診者の方との会話からは、不安や緊張を和らげるよう話しかけている様子が聞き取れます。
Ayaさんは、他にもいろいろな仕事をしています。
乳腺外科受診の方の問診票に目を通し、さらに補足情報を聴取しています。
検査前の着替えの案内、説明はもちろん、乳腺外科更衣室のメンテナンスも彼女が中心です。
診察室で細胞診や組織診を行う時も、その準備・補助を看護師と連携して行います。
また、撮影の合間にはアテンダント業務も行います。
にこやかに来院者に対応し、わかりやすく伝えています。
さらに肛門外科の診察補助にも関わり、診察器具の準備や洗浄、そして内視鏡検査の準備・補助・洗浄も手順をしっかり覚え、看護師とともに円滑に行っています。
そして、ブログ製作はもちろん、院内装飾も中心的存在です。
工作が上手で、かわいくアレンジした情報カードを院内に掲示しています。
10月の院内ピンクリボン企画も彼女が中心でした。
こんなにマルチに働く診療放射線技師は、他の施設にはいないと思います。
そのうえ、とても勉強熱心です。
マンモグラフィ画像は一緒に読影・評価をしていますが、しっかりと記録に残し、今後につなげています。
彼女は将来、結婚して子供ができても仕事を続けるつもりだそうです。
先日「私が妊婦で撮影してたら患者さんに心配されないですかね~、大丈夫ですかね~」と、まだ先の心配をしていました。
ちなみにマンモグラフィ撮影時、技師の被ばく量はほとんどないそうです。
それでもその時が来たら、念のため被ばく防止エプロンを購入しようと思います。
乳がん検診に来ていただくと彼女に会えますよ。
by Akiko