乳癌検診、受け入れ体制
9月末の北斗晶さんの告白を受け、世の中は乳がん検診や乳腺外来の診察を受けようと行動に出る女性が急増し、あちこちの施設の予約が満杯ですぐに受診できない人が大勢いる、検診センターによっては予約の電話もつながらない、と報道されるほどに至りました。
一医療機関で一日に受け入れられる検診者数には限りがあります。
ましてや手術・入院が可能な施設では、現在通院治療中の患者さんも抱えています。
今回は10月のピンクリボン強化月間の直前の告白ということもあり、皆さんの意識が一気に高まったのだろうと思います。
現在、政府は検診受診率50%を目指し、がん対策を行っていますが、本当に50%の女性が検診を受けたいと思ったとき、すべての方を受け入れる器が十分あるのか疑問に思いました。
このまま定期的に検診を受ける方が増えて欲しいのですが、一方で受け入れる側の体制や、自治体の検診制度の見直しなども必要となってくるのではないでしょうか。
by Akiko