乳がん模型
先日ショッピングセンターでお買い物中に保険を紹介するコーナーがあり、その入口に乳がんセルフチェックの模型が!
初めて模型を触ってみました。
模型の中には乳腺の凹凸を感じる部分や線維腺腫と呼ばれる良性のしこり、2種類の乳がんが隠れていました。
感想を一言で言うと、「うーん、難しい…」
セルフチェックは、「乳房を強く押したりせず、なでるように行ってくださいね。」とお伝えしているのですが、模型の乳房は硬さや張りがあり、さらに2種類の乳がんは乳房の深い位置にあるので、なかなか触れるのが難しかったです。
そのうちの1つは、見た目の変化(えくぼのようなへこみ)があるタイプの乳がんでした。
触ってチェックをしている方というは多いと思いますが、鏡の前で形・大きさ・乳房の高さに違いはないか、乳房の皮膚の一部や乳頭にへこみ・ひきつれはないかなどの形状の確認と乳頭を軽くつまみ分泌物の確認も忘れずに行いましょう。
月に1回、定期的にセルフチェックを行っていただくことで、乳房のちょっとした変化にも気がつくようになり、患者さんのなかには1cmにも満たない乳がんを見つけて受診される方もいらっしゃいます。
しかし、しこりをつくる前の乳がんやしこりをつくらないタイプの乳がんなど、セルフチェックでは見つけることが難しい乳がんもありますので定期的に乳がん検診を行いましょうね。
by Aya