どっちにすれば??
当院のウェブ予約時に乳腺外科を選択すると、『乳がん検診』と『症状がある』というボタンが表示されます。
それぞれで予約枠を分けているからです。
自分はどちらを選択すれば良いのだろう?と迷う方もいらっしゃるようなので、本日は例を挙げてご説明します。
【例①】
Aさん 40代:1週間前にセルフチェックしたらしこりが見つかった。
➡『症状がある』を選択
保険証を持って乳腺外科へ行きましょう。
自覚症状がある場合は保険適応となります。
診察や検査を受け、そのしこりが心配なものかどうかを確認してもらいましょう。
日常生活に支障がない症状の場合、特に後回しにしがちですが、早めの受診をお勧めします。
【例②】
Bさん 30代:特に心配な症状はないけど、職場の先輩に乳がんがみつかったから、自分は大丈夫かどうか心配になってきた。
➡『乳がん検診』を選択
30代でも心配なら、乳がん検診(任意型検診)を受けてみましょう。
自覚症状がないため保険適応となりませんが、あなたの乳房に異状がないか、どのような状態なのか、検査を受けて確認してもらいましょう。
そして、あなたの乳房に合った検診を、今後どのように受けていくのが良いのかアドバイスしてもらいましょう。
検診と検査が紛らわしいですよね。
検診とは、病気にかかっているかどうかを調べるために診察・検査など行うこと(コトバンクより)だそうです。
『乳癌検診』では、文字の見た目がすでに怖いので、当院では『乳がん検診』としています。
これも苦肉の策と言いますか・・・開院前から院長と、もっと他の呼び方で、皆が定期的に受けるものだと認識しやすく、
怖がらずにすむ呼び方はないかと話しているのですが、これだ!と思うものはまだ見つかりません。
乳房健康診断、略して乳房健診?乳検?乳房定期検診?・・・・・これも引き続き宿題ですね。
by Chieko