混合軟膏のトリセツ

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当クリニックでは、肛門周囲皮膚炎の治療薬として、主に混合軟膏を処方します。院内で数種類の軟膏を調合し、軟膏容器に入れて患者さんにお渡ししています。

 

肛門周囲の皮膚炎は、慢性化してから来院する患者さんが多く、治療に時間を要することがあり、ほとんどの患者さんは、数か月の通院治療が必要となります。

 

混合軟膏を処方された患者さんには初診時に、ガーゼに軟膏を塗り伸ばした物をお見せし、薬の使用方法を説明します。

日常生活での注意点についてもお伝えしています。

ご自宅では患者さんご自身で処置を行いますが、中には、ガーゼに塗る軟膏の量が不均等であったり、ガーゼ以外の物を使用したり、直接皮膚に塗っている方もいらっしゃいます。

医師の指示通りに薬を使用していない場合、再診時に治療効果が表れておらず、使用方法を再確認することも、しばしばあります。

 

クリニックで手順の説明を受けた時には理解したつもりでも、時間が経つにつれ説明内容の記憶が曖昧となり、確認しようにも、薬剤情報しか手元にはない・・・そんな時にお役に立てそうな、写真付きの説明書を作成しました!

肛門周囲皮膚炎の治療は長丁場になることが多いですし、材料が必要な治療方法は面倒に感じると思います。

ガーゼを買いに行くのが億劫になり、自分なりのやり方にアレンジしたくなる気持ちも分かりますが、そのような時は「早く治すぞ!」とご自身を鼓舞し、この説明書をみて医師の指示通りに治療をしていただければと思います。

 

Mami

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