医師の労働環境
最近の社会問題として、長時間労働と過労による健康被害や自殺について取り上げられることが多くなりました。
これまで、医師の労働環境が表立って問題になることは、ほとんどありませんでしたが、少し前、研修医が過労により自殺に至り、労災が認定された事例がありました。
研修医制度が変わり、研修医の労働時間については、かなり配慮されていると思っていましたので、驚きました。
医師自身は、超過勤務をしても、人の命にかかわる仕事ゆえ当然であると認識しているためか、勤務時間を調整して欲しいと自ら働きかけをすることは多くありません。
当直勤務が多忙で仮眠がとれなくとも、翌日は通常の診察や検査、手術をこなしています。
若いうちは症例検討の資料を準備するなど、診療以外の仕事がたくさんありますし、日々勉強も必要です。
医師は時間外に働くことが日常的な職種ですが、どんな仕事でも、やはり心身ともに健康であることが大前提ですが、「つらい時は休むことができる」という環境づくりが大切かもしれません。
Akiko