腫瘍マーカー

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「腫瘍マーカー」という言葉を聞いたことはありますか?

これは、体内にがんができると、上昇する特定の物質で、血液や尿中、組織の中で増加します。

しかし、健常な人の体内にも存在し、悪性腫瘍でなくとも上昇するものもあります。

主に血液中の濃度を測定します。

 

ならば、がん検診など行わず、腫瘍マーカーを調べればいいのに!とお思いになるかもしれません。

実はがんと診断されても、腫瘍マーカーの上昇していない患者さんがたくさんいるのです。

病態が悪化しても、さほど上昇しない場合もあります。

 

すなわち、腫瘍マーカーの上昇は、がんの存在が疑われますが、上昇していないことが、がんにかかっていないことにはならないのです。

よって、がんを早期に発見するための検査方法としては、あまり有効とは言えません。

ただし、前立腺がんのマーカーであるPSAは、前立腺肥大や前立腺炎でも上昇するものの、かなり精度の高いマーカーです。

 

やっぱり、がん検診を受けましょう!

 

Akiko

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