教える=教わる
年度が変わり、新入社員の教育・指導に追われている方も多いのではないでしょうか?
私が新入社員の頃も「今時の若者は・・・」とおじさま方に嘆かれましたが、これはずっと続いていくのでしょうね。
随分前にどこかで、「教えている人ができるようになって初めて、教えた、と言える」という話を聞き、当時すでに指導する立場にあった私は反省した記憶があります。
新人は、何が分かっていて何がわかっていないのかを、本人すら分かっていないことが多く、そのせいか本人だけでなく、周囲をも混乱させることがあります。
コミュニケーション方法も人それぞれ。
何をどうやって指導していけば良いのか頭を悩ませていた頃、実家から札幌に戻るANAの機内で落語チャンネルを聞いていたら、お告げのような言葉が!
若くして真打昇進となった落語家が師匠に、「自分はまだ他人に教えられるレベルではないから、真打になるのは早いのでは?」と相談したところ、その師匠が「教えることは教わること」と応えたそうです。
ずっと勉強だと。
これは響きました。
それ以降、遅ればせながら「なぜできないのか?」ではなく、「どうやったらできるようになるのか?」に重点を置きながら考え、指導するように、自分の頭を切り替えた次第です。
私もまだまだ発展途上です。
Chieko