ジェネリック医薬品が低価格の理由

flowersY2

一つの新しい薬が一般に処方、使用されるまでは、開発から約9年から17年かかっているといわれています。

研究室での開発段階から、動物を使って行う、薬の有効性や安全性の研究。

その後多数の患者さんを対象に、有効性や安全性の最終評価が行われて初めて、厚生労働省に新薬の申請を行うことができます。

新薬の認可にもさらに時間がかかります。

認可が下りるとようやく、新薬の製造、販売ができるようになるのです。

 

各新薬は、特許期間が定められ、その間は独占的に製造、販売ができます。

新薬の特許期間が終了した後、同一成分、効果のある薬を厚生労働省に申請して発売することができるようになります。

新薬の開発には数百億以上の費用がかかる場合がありますが、ジェネリック医薬品はその開発コストが少なくて済むので、販売価格を抑えることができるのです。

先発医薬品と同じ有効成分、含有量、効能、効果、用法、用量です。

ときには飲みやすくなるよう、工夫されて発売されるものもあります。

でも、ジェネリックは「先発医薬品と同一の有効成分を同一量含有している」だけであり、添加物などは異なります。

先発医薬品と完全に「同じ」ではないのです。

多くの臨床試験を経たお薬を選ぶか、後発の安価なお薬を選ぶかは患者さんご自身が決めることとなります。

 

Mami

ページ上部へ戻る