大腸憩室症

namako

大腸憩室症については、日常の会話で話題になることは少ないと思いますので、あまりピンとこないかもしれません。

大腸の壁が内側の圧力などにより外側に袋状に飛び出したものを憩室(けいしつ)といい、内視鏡検査で見ると、粘膜の窪み部分として確認できます。

 

この憩室に炎症が起こると憩室炎となります。

また憩室から出血を起こすこともあります。

炎症を起こすと腹痛、発熱、便秘や下痢の排便異常、腹部膨満感、出血などがあります。

重症化すると腹膜炎や腸閉塞を起こすこともあり、手術になることがあります。

 

炎症や出血を起こさなければ無症状で過ごせますが、突然の腹痛や下血などの症状で医療機関に受診した際、大腸に憩室があると言われたことがある方は、その旨伝えて頂くと、診断がスムーズになることもあります。

 

大腸内視鏡検査では、がんや炎症性腸疾患などの発見だけではありません。

症状のない方でも、ドック健診として受けることもできますので、機会があれば大腸内視鏡検査を受け、ご自身の腸の中はどのようになっているのか、知っておくことも大切だと思います。

 

Mami

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