あれがダメならこれで

tenteki

ひとくちに「抗がん剤」といっても種類は様々で、飲み薬や点滴もあります。

院長に聞いたところ、24時間点滴、という抗がん剤もあるそうです。

私が受けている抗がん剤治療は、全て点滴です。

期間にすると合計6か月かかる治療ですが、前半戦は3週間に1回投与x4セット、後半戦は週1回投与x12セットです。

6ヶ月間に計16回腕に点滴するよりも負担が少ないとのことで、初回投与時に左鎖骨下に、局所麻酔下で「ポート」と呼ばれる器具を埋め込みました。

サイズがこれよりもっと大きく、胸の中心に入れるなら、アイアンマンみたい!!と思いましたが、かなり小型、かつ中心から大きくズレているので残念です。

投与当日はまず、体重・血圧・血中酸素飽和濃度・血液検査をします。

私が通っている病院では、だいたい1時間ほどで血液検査の結果が出ます。

診察室で担当医とお話しし、白血球や好中球などの数値に問題がなければ点滴、です。

点滴は準備やら何やら含めて2時間ほどかかります。

私のように通っている病院が徒歩15分ほどの距離にあっても、なんだかんだ半日潰れてしまいます。

投与中に具合が悪くなる方がいらっしゃる中、軽症の私は、少しでもこの時間を有意義かつ快適に過ごそうと、前半戦は毎回旅の動画を見て旅行気分を味わっていました。

しかし後半戦は、副作用止めに含まれる成分が眠気を誘うせいか、動画を見る、本を読むなどすると、目の周り、特に眉間あたりに強い違和感が出て、「見る」ことが辛くなるのです。

そこで、オーディオブックを聞くことにしました。オーディオブックを購入したのは初めてですが、すっかり気に入ってしまいました!

「目が疲れるからあまり本を読まなくなった」と言っていた母にもプレゼントしたいと思います。

Chieko

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