厚岸の数の子

毎年クリスマスには両親にプレゼントを贈ります。
ここのところずっと、暖かいものを贈り続けていたのですが、さすがにネタが尽きました。
悩んだ挙句昨年は、「北海道の美味しい物にしよう!」と、札幌のデパ地下で発見した厚岸産の数の子を贈りました。
お正月には「国産の数の子って初めて!全然違うわ~、粒が細かくて美味しかった!」と母からメールが届き、その後電話で話した際に、「来年もクリスマスプレゼントは数の子がいいな」と。
とても気に入ってくれたようです。
そして今度は実家からクール宅急便が届きました。
冬の恒例、両親の手絞り柚子ジュースです。
庭で採れた柚子を絞っただけのものなので、焼き魚や鶏から揚げにかけたり、ポン酢やドレッシングにしたり、お湯とハチミツでホット柚子茶?にしたり、焼酎の水割りに少々たらしたりしていただいたりと、1Lぐらい、あっという間に消費してしまいます。
今年はその柚子ジュースと共に、私が贈った数の子が数腹入っていたのです!(笑)
母に、「柚子絞ったの送るけど、数の子まだ残っているから送ってあげようか?」と笑いながら聞かれ、「味覚が戻ってから自分で買うよ、少量入りの袋もあったから」と答えましたが、結局柚子ジュースと一緒に届きました。
厚岸→札幌→西日本→札幌と、えっらい長旅をしてきた数の子を労いつつ、大事に冷凍庫にしまいました。
抗がん剤の副作用でおかしくなっている味覚が、早く元に戻ることを願いつつ、数の子と一緒に、遅いお屠蘇をいただくのを心待ちにしています。
Chieko