血栓性外痔核
これまでも何度か血栓性外痔核を取り上げてきました。
連日寒いこの冬。
特に気温が下がった日を境に、血栓性外痔核と診断を受ける患者さんが多いように感じます。
血栓性外痔核とは、突然、肛門周囲に血の塊が出来る病気です。
腫れや激しい痛みを伴うものや、破れて出血するものもあります
要因としては便秘や下痢による排便時のいきみ、重い荷物を持ったり、アルコールや刺激物の摂りすぎ、冷えなど。
特に寒い冬は肛門付近の血液の流れが悪くなりうっ血しやすく、血液がその血管の中で固まって血栓となります。
何の前ぶれもなく、急な症状に驚かれ受診される方が多いです。
程度にもよりますが、ご自分ではどうすることもできないと思いますので、躊躇せず受診してください。
また寒さや体の冷えが痔の悪化に繋がることもありますので、温かい服装にしたり、腰や腹部にカイロを当てる等、冷え対策の工夫や、シャワーだけで済まさず、湯舟につかり身体全体を温め血のめぐりを良くしましょう。
Mami