院内でお薬お渡し
病院を受診された際、お薬の処方がある時は、病院の近くの調剤薬局で処方薬を受け取る「院外処方」が主流ですが、当クリニックでは「院内処方」を取り入れています。
院内処方を取り入れた理由は、
①プライバシーが保たれること
院外処方は、保険調剤薬局で薬の受け取りと説明を受けますが、その際に他の患者さんなどに内容を聞かれてしまう環境です。
肛門外科外来は、恥ずかしさから受診さえもためらう方が多いので、院内で処方によりプライバシーが保たれます。
②時間のない方へのメリット
クリニックでは予約制を取り入れ、待ち時間の短縮に努めていますが、それでも患者さんの診察内容により、思いのほか時間がかかってしまうこともあります。
診察後に処方を受けると、院外処方の場合は保険調剤薬局へ行き、さらに待ち時間が発生しますが、院内で診察後に処方を受ける場合は、移動の手間や時間が節約できます。
③経済的なメリット
クリニックでは、医師が直接処方をおこなっておりますので、常勤の薬剤師がいる場合の調剤料の負担がありません。
当クリニックでは、診察時に院長が直接患者さんにお薬の説明、指導を行っていますが、患者さんによっては、緊張などから説明が理解しきれなかったり、医師に聞き出せなかったりする事もあります。
初めて診察を受けた場合や、継続して受診している患者さんに新たな薬が処方された場合は、確実に薬の効能と使用法を理解してもらうため、再度看護師からも薬の説明を行っています。
実際に処方するお薬を確認しながら説明をする中で、患者さんの生活スタイルが見え、改善すべきところもお話ができ、また患者さんからもお尋ねがあったりとコミュニケーションが図れる場でもあります。
院内処方を取り入れることにより、患者さんからも情報が得られることで、私達にもたいへん意味があります。
今後も日々の診療に役立てていきます。
Mami