手術かもしれない
肛門外科での診察の際、「薬で治療しましょう」と伝えると、明らかにほっとして「手術しなくていいですか?」と聞いてくる患者さんが多いです。
みなさん、初めての症状に驚き、これは手術になるのでは、と不安に思いながら受診されるようです。
いぼ痔、切れ痔は、ひどくなれば手術を考えますが、手術だけが治療法ではありません。
市販薬を使ってもよくならなかったという患者さんでも、生活上の注意点や便通の管理を行いながら治療することで、効果がしっかり出てくる期待があります。
いぼ痔、切れ痔の治療には、軟膏や座薬など、肛門に直接使う薬と、内服薬があります。
症状の程度と肛門診察の結果に応じて、組み合わせて使います。なかでも重要なのは、排便習慣を整えることです。
切れ痔を繰り返している方でも、排便習慣が落ち着くと、ほとんど症状が出なくなります。
便秘も下痢も、痔の悪化につながります。
肛門外科に受診=手術、ではありませんので、安心して相談してください。
ちなみに写真は、自宅敷地内の排水溝上に積もった雪が、悲しそうだったので、載せてみました。
3つの点があつまっていると、ヒトの顔にみえるように、ヒトの脳にプログラムされているそうですね。
シミュラクラ現象というそうです。
Akiko