皮膚の役割
皮膚は大きく分けて3層構造になっています。
一番上の層が『表皮』、その下が『真皮』です。
さらにその下層に『皮下組織』があります。
皮下組織は厳密には皮膚の一部ではありませんが、機能的には皮膚に含むことができます。
表皮は更に4つの層からなります。
手のひらと足の裏だけは5層構造です。
その中の一つで、一番外側、体の表面にある角層(角質層ともいう)は、体内の水分が外界に失われていくのを防ぎ、傷がなければ、ほとんどの細菌やウィルスなどの侵入を防ぎ、異物をブロックします。
真皮には触った、熱い、冷たい、痛い、痒いなどの刺激が伝わる神経があります。
真皮にある血管は、拡張や収縮をして体温調整を行っています。
また暑いと汗を出すことで体温を下げ、寒いと立毛筋を収縮させ、寒さを防ぎます。
皮下組織は脂肪組織が主で、外部からの刺激を和らげるクッションの役割と、暑さや寒さから身を守るはたらき、そしてエネルギーを脂肪のかたちで蓄える役割もしています。
このように皮膚は大切な機能を持っています。
これからの季節汗をかいたり、日焼けをしたりなど皮膚への負担が大きくなるため、皮膚トラブルを起こしやすくなります。
洗いすぎや掻きすぎなど皮膚への刺激を避け、ご自身のお肌に合わせたお手入れをしてくださいね。
お尻の皮膚トラブルについては、相談しづらいと感じ、受診を躊躇う方が多いです。
長く様子をみていても改善に至らない事もあり、結局は治療が長引くことになります。
当クリニックは女性医師と全スタッフ女性ですので、ためらわずにご相談ください。
Mami