リンパ浮腫を学ぶ

昨日、札幌はよいお天気でしたね。
先週は毎日のように雨が降ったりやんだりで、気分も上がらないような天候でしたので、うれしい1日でした。
秋の行楽に出かけた方も多かったでしょうか。
好天でしたが、私は以前から申し込んでいた「北海道リンパ浮腫医療従事者研修」に参加しました。
参加といっても、この時期ですので、オンラインミーティングのZOOMを利用した研修でした。
リンパ浮腫について、皆さんはどれくらいご存じでしょうか。
浮腫とはむくみのことです。
原発性といって、原因となる病気が存在しなくても、むくみを起こす場合がありますが、乳がんの術後に起こす腕のむくみや、子宮がんや卵巣がんの術後に起こす脚のむくみが多くを占めます。
むくみには、心臓や腎臓の病気が原因のこともあります。
私が診察するのは、乳がん術後の腕のリンパ浮腫です。
乳がんは最初にわきのリンパ節に転移するので、ここを調べるセンチネルリンパ節生検を行います。
これは数個のリンパ節を摘出して、転移があるかどうかを調べる方法です。
転移が明らかな場合には、腋窩リンパ節郭清といって、わきのリンパ節をまとめて切除する手術を行います。
この郭清術を受けると、リンパの通りみちが遮断され、むくみが起こりやすくなります。
一部の患者さんは、むくみが引きにくくなってしまうことがあり、これがリンパ浮腫です。
一度おこると、完全にもとに戻すのはむずかしく、少しでも改善させ、悪化させないことが、治療の目的になります。
昨日の講義では、基礎から実際の最新の考え方や手術による治療法までを網羅した内容を聴くことができ、たいへん有意義でした。
今後、研究会や講習会は、こうしたオンラインでの形式をとることが当たり前になるのだと実感する日でもありました。
Akiko