便秘のタイプ

昨日のAIR-G brilliant days Fでは、私が日常診療の中で感じている、女性に多い便秘のタイプについてお話ししました。
便秘といっても、タイプはいろいろで、どのような便秘なのかによって、生活の指導や治療薬は異なってきます。
1つ目は「毎日出るから便秘ではない」と感じている方が、実はコロコロ便やカチカチの便という方です。
かなりいきんで便を出す、という状況に陥っていることもあります。
いつもその状況なので、便秘であるという自覚は生まれません。
便を軟らかくすると改善します。
2つ目は「下痢をしやすい」と感じている方が、実は便秘と下痢の繰り返しになっているというパターンです。
硬い便がでると、強い蠕動運動(腸の動き)が続いて、たまっていたおなかの中の便が一気にでて、最後は下痢になってしまうのです。
その後は2,3日出なくなり、また硬い便になってしまうという悪循環を繰り返します。
この場合も、便を軟らかくすると改善できることが多いです。
3つ目は「週末しか便がでない」というもの。
平日の朝は仕事や学校に行く準備で忙しく、便意があってもトイレに行かず、便意が遠のいてしまう状況です。
週末は、朝食を摂りゆっくりと過ごしていると、スムーズに排便できるという方です。
平日の朝に少し早起きして、時間にゆとりをもてると解決できる期待があります。
4つ目は「生理前に必ず便秘する」という方です。
女性ホルモンの影響を受け、生理前は便秘になりやすい女性が多いのですが、周期的に便秘になってしまい、そのたびにおしりの症状を繰り返す方が多いです。
生理周期に合わせた便通管理が必要です。
5つ目は「仕事のない日に下剤を飲んで対処する」というもの。
私は「リセット型」と名付けています。
普段便秘がちであることは理解されていますが、トイレ時間が長い傾向があり、職場など自宅以外で便意が起こっても、トイレに行くことをためらう方が多く、週末に下剤を飲んで対処する方です。
排便習慣を整えてトイレの時間を短くできると、自宅以外での排便もためらわず行えるようになります。
このようないろいろなタイプがあり、外来では患者さんからお話をよく聞いて、対応策を検討しています。
ぜひご相談くださいね。
Akiko