パルスオキシメーター
パルスオキシメーターという医療機器をご存知でしょうか?
医療現場では患者さんの指先に装着し、動脈血がどれくらい酸素を含んでいるかを調べる機器です。
血液はヘモグロビンを含む赤血球があることで、赤い色をしています。
赤血球を取り除いた血液は薄い黄色なのです。
ヘモグロビンは酸素とたくさん結合すると、より鮮やかな赤になります。
パルスオキシメーターは皮膚から光を透過させ、赤色の度合いを測定し、動脈血中の赤血球に含まれるヘモグロビンに、酸素が何パーセント結合しているかを、調べる機器です。
正常範囲は96~100%です。
この値が低すぎると呼吸状態が悪いと判断し、呼吸を助けるための治療を始める必要があります。
コロナ禍においても、自宅療養中やホテル療養中の感染者の重症化をいち早く察知し、治療に繋げるため測定していることは、報道などでご存じの方もいると思います。
札幌フィメールクリニックでは手術時に、患者さんの急変時に備え指先にパルスオキシメーターを装着します。
パルスオキシメーターは、とても簡単に計測できる反面、様々な条件で、正しい値が計測できなくなることがあるので注意が必要です。
爪にマニキュアなど塗っている場合は、センサーから照射される光がマニキュアの塗料によって吸収されてしまうので、正しい値が測れなくなる場合があります。
手術日にはマニキュアなど塗ってこないよう予め説明しております。
正確な値で手術を行うためにもご協力お願い致します。
Mami