介護保険のこと③
今回は「介護保険サービス」について書きたいと思います。
前回も書きましたが、要介護度には要支援1・2、要介護1~5の7段階あり、「非該当」になることもあります。
ここでは主に「要介護1~5」のことをお伝えしたいと思います。
介護保険サービスには大きく分けて、「訪問型サービス」と「通所型サービス」、「入所型サービス」があります。
「訪問型サービス」は自宅で受けるサービスです。
例えば、訪問介護(ヘルパー)や訪問リハビリ、訪問看護、訪問入浴などです。
「通所型サービス」は、通所介護(デイサービス)や通所リハビリ(デイケア)などです。
その他に、短期入所(ショートステイ)や、自宅復帰を目指したリハビリのための入所、福祉用具のレンタル・購入、住宅改修も介護保険を利用することができます。
自宅で生活を続けることが難しい方は、特別養護老人ホームやサービス付高齢者住宅、グループホームなどに入所(入居)される方もいます。
介護保険サービスを利用するためには、「介護サービス計画(ケアプラン)」を作る必要があります。
これは、ご本人が希望に添ったサービスを利用するために、心身状態や生活環境などを配慮して作成されます。
また、なぜこのサービスを週〇回、一日〇時間必要なのか、という根拠も記載する必要があります。
また、使いたいサービスを、使いたい分利用することはできません。
要介護度に応じて上限が決まっています。
上限を超えると、通常1~3割で利用できるサービスを、10割負担で利用することになります。
ケアプランは、ご本人やご家族が作成することも可能ではありますが、ほとんどの方はケアマネジャーさんに依頼しています。
ケアマネジャーさんは介護保険のことを勉強しているプロです。
ケアマネジャーさんにお願いしても、保険給付となるので、個人で費用を支払う必要はありません。
ケアマネジャーさんがいる居宅介護支援事業所は札幌市内にたくさんあります。
介護認定を受けると、結果とともに事業所の一覧が届きます。
札幌市であれば、区役所や市のホームページに一覧がありますので、ご参考にしてみてください。
https://www.city.sapporo.jp/kaigo/k300sarch.html
「私は大丈夫」と思っていたら「まさか自分が」ということは、よく耳にします。
そんな私も、まさか自分ががんになるとは思ってもいませんでしたので…。
とはいっても、毎月引かれる介護保険料…切なくなりますね…。
誰かのために、そしていつか自分や家族がお世話になるかもしれないと思い、一生懸命働こうと思います。
MNG Takahashi