気になる痒み

皆さん、デリケートゾーンの痒みが気になったことはありませんか?
デリケートゾーンは、通気性が悪くて蒸れやすく、摩擦による刺激に弱い場所です。
汗をかいたり、膣からの分泌液が長時間触れたり、タイトな衣服で密着し、下着の摩擦で皮膚が刺激を受けるなど、ちょっとしたことが原因で痒みが生じやすくなります。
そして、女性だけにやってくる毎月の生理。
生理中は肌全体が刺激に敏感になりやすい人もおり、そのうえ生理用ナプキンで敏感肌の方は症状が長引く事もあります。
気を付けていただきたいのは、ナプキン選びです。
経血量に合わせて、サイズを変え、こまめに交換してください。
乾いたナプキンが長時間当たっていることは、皮膚トラブルにつながりやすいため、不必要に大きなサイズのナプキンを使わないようにしましょう。
あるいはコットン100%のナプキンを使用するのも良いでしょう。
また、生理時期以外にも、おりものや尿漏れを気にされて、ショーツにシートを常に当てている方も、こまめな交換が望ましいです。
日々の生活で気を付けて欲しいことは、掻かない、洗いすぎない、強く締め付けないことです。
痒い時に汚れが原因だと思いゴシゴシ洗ってしまうと、結局その洗い方が皮膚にダメージを与え、痒みを悪化させてしまいます。
低刺激性の石鹸で指の腹か、やわらかいタオルでやさしく洗ってください。
ショーツは化繊の物だと蒸れやすいので、綿などの通気性の良い素材を選び、締めつけ感の強いパンツばかり穿くのは避けましょう。
しかし、単なる皮膚の痒みだけではなく、病気が原因で痒みが出ることもあるので、すぐに症状が改善しない場合は、慢性化してしまう前に医療機関を受診してください。
肛門の痒みについては、肛門外科へご相談ください。
Mami