産後ケア事業

sangocare

クリニックには乳腺炎の症状で受診される方がおられます。 

乳腺炎は授乳中ではない方にも起こりますが、受診する方の大半は授乳期の方で、多くは母乳のつまりが原因の炎症です。 

 

引き起こされる症状は、乳房一部または全体の腫れや赤み、痛み、熱感、しこりなどがあります。

局所だけでなく、40度近い発熱を伴うこともあります。 

母乳のつまりの段階でマッサージなどで解消できれば良いのですが、急激に悪化したり、対処が遅れてしまうと膿がたまることもあり、その場合は切開しなければなりません。

乳腺膿瘍切開術は乳腺外科で対応します。 

 

乳腺炎かなと思う症状を感じたら、赤ちゃんに母乳をこまめに飲ませる、マッサージをして、たまった母乳を出すことが効果的です。 

マッサージ法については、助産師さんや出産された産院に相談してみましょう。 

 

また、札幌市では「産後ケア事業」を実施しています。

札幌市に住民票がある、産後6か月未満の赤ちゃんとお母さんが対象です。 

産後ケアの内容を確認すると「乳房のケアや手当の方法をお伝えする」と書かれています。

その他、お母さんが困っていることの相談を受けてくれるそうですよ。 

 

何かと不安なご時世ですので、ひとりで悩まず、このような事業を活用してみてはいかがでしょうか。 

 

https://kosodate.city.sapporo.jp/mokuteki/kenko/shussan/1002.html 

 

MNG Takahashi 

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