日常診療の中で

昨日のbrilliant days Fでは、日常診療のなかでよく経験するエピソードを、お話ししました。
札幌フィメールクリニックでは、多い日は50人以上の患者さんや検診受診者さんが来院します。
患者さんはいろいろなことを不安に思って来院されます。
そのひとつ。
肛門外科には、血栓性外痔核という、血豆状にかたまった痔の症状で来院される方がいます。
珍しい病態ではありません。突然肛門に硬いしこりができ、ときには強い痛みを伴うことがあります。
強いいきみや、冷えなど、血流の悪化が原因です。患者さんはみなさん一様に、「突然何かできて、驚いた」とおっしゃいます。
多くの患者さんの一番の心配事は、「しこりを手術でとる」といわれるのではないかということのようです。
血栓性外痔核の多くは、痛みが引けば、徐々に小さくなっていくので、手術が必要なケースはあまり多くないのです。
嫌がる患者さんに、無理に手術をすすめることもありません。
診断がついた時点で「手術は必要ないですよ」と伝えると、良かった~と言葉にするくらい安堵する患者さんがとても多いです。
手術って恐ろしいというイメージがあるようですね。
また、むねの悩みでいらした患者さんに、マンモグラフィ検査を受けてもらうことを伝えると、乳房のサイズを気にして、ためらう方もいます。
マンモグラフィ検査は乳房のサイズを問わず、受けていただくことができます。
非常にまれですが、男性も乳がんを患うことがあります。
その場合は男性でもマンモグラフィ検査を受けていただきます。
男性も受ける場合がある検査ですから、むねのサイズの大小を気にせず、検査担当者にお任せください。
もちろん、不安に思うことを率直に口に出していただいて構わないので、教えていただけたら嬉しいです。
一見、診断や治療に必要ないと思えるようなことがらでも、治療や通院の継続に関わることもありますので、外来では注意深くたくさん話を聞いています。
ためらわず、受診してほしいと思います。
Akiko