大腸内視鏡検査の前は

札幌フィメールクリニックでは、毎日大腸内視鏡検査を行っております。
大腸内視鏡検査を受けるには、2日位前から食べ物の内容に注意が必要となります。
検査を受ける方への事前説明では、検査当日に、腸の中を早くきれいにするため、特に前日は朝昼夕食とも消化の良い物を食べるようお伝えしています。
事前の準備が必要なのは、腸の中に便が残っていると、検査で観察不良となるからです。
便だけでなく、未消化物が残っていると、検査に余計に時間がかかります。
さらに小さな病変を見逃すことにもつながってしまうので、事前の食事には十分気をつけて頂いています。
ただ、『消化しやすい食べ物を選んで食べてくださいね。」と説明をしても『じゃあ、具体的に何を食べたらいいの?」と思いますよね。
患者さんが混乱しないように、食べてよいものと食べないでほしいものを説明書に書いています。
また、説明書に書き足りないので、口頭で伝えるようにしています。
まずは必ず守って頂きたいポイントは以下の通りです。
①消化しやすいものを選ぶ
例えば、おかゆ、軟らかく煮たうどんやそうめん、パン、魚、スープなど。
お腹をこわした時に優しいものを食べますよね?の説明で患者さんには、すぐにわかってもらえます。
②食物繊維、種を含む物は食べない
消化されにくいので検査前は避けています。
③きのこ、海藻類、肉類は食べない
消化に時間がかかるので食べないように説明しています。
④野菜ジュース類、乳製品、酒類も禁止
どうしても食事を考えるのに困ったなと思われたら、温めるだけのレトルト食品でも構いませんよ。
今ではおかゆやスープ、うどんなどお手軽に食べられる食品が沢山あります。
検査前日から低残渣食で、お腹が満たされないですが、確かな検査を受けるために準備が必要ですのでご協力くださいね。
Mami