子宮頸がんワクチンの受け方

皆さん、昨日のニュースを聞きましたか?
これまで積極的な接種を推奨してこなかった子宮頸がんワクチンを、厚労省が積極的に受けるように勧める方向へ、大きく方針転換をしたことを!
子宮頸がんを予防ができるすばらしい対策ですので、女性の皆さんには、今一度、子宮頸がんワクチンについて考える機会をもってほしいと思います。
子宮頸がんの原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)には、100種類以上のタイプがあります。
すべてのHPVが子宮頸がんの原因になるわけではなく、高率にがんの原因になるタイプがあります。
札幌フィメールクリニックでは、子宮頸がんワクチンのシルガード9の任意接種を行っています。
定期接種の対象ワクチンではありませんが、シルガード9は、従来よりも多くの型のヒトパピローマウイルスに効果があり、日本人の子宮頸がんの原因になっているタイプの9割近くに効果を期待できます。
また同じウイルスが原因の尖圭コンジローマにも効果があります。
このワクチンン接種を受けるには、クリニックの診察予約していただいたあとに、個人情報登録、問診の記載と登録、そして診察前後の医師による情報入力と次回接種の予約までを行う必要があり、少々時間がかかります。
今日は、ワクチンの接種の流れについてお知らせします。
①電話にてシルガード9接種の予約をする
この際、担当者から接種までの流れについてお話します
希望者には事前に、リーフレットや個人情報登録の案内を郵送します
②問診表の記載と、webでの問診回答
接種に際しては、メールアドレスの登録が原則必要で、
当日スマートフォンかタブレットをご持参いただきます
メールアドレスを持たない方も、接種を受けることはできますが、
登録していただくとワクチンの接種日のお知らせなどが通知され、便利です
③医師の診察
診察時には、医師もweb上の入力作業を行います
④接種
筋肉注射です
接種後は院内で30分ほど安静に過ごしていただきます
⑤次回接種の予約
受付から会計までは約1時間くらいと考えてください。
ワクチンそのものが高額で、しかも3回接種しなければ効果を期待できません。
初回、2か月後、6か月後の接種を確実に行える施設で受けることをおすすめします。
札幌フィメールクリニックでの料金は1回26400円です。
保険外ですので、料金は施設によって異なります。
子宮頸がんの情報については、子宮頸がんワクチンを製造販売しているMSD製薬のウェブサイトを参照してください。
わかりやすく解説されていますよ。
https://www.shikyukeigan-yobo.jp/
また、厚生労働省のサイトもあります。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html
ご予約希望の方は、診療時間内にお電話でご連絡ください。
また来週のAIR-G brilliant days Fで、子宮頸がんのお話をする予定ですので、良かったら聴いてくださいね。
Akiko