がんと診断されたら
以前のブログにも書いたことがあるのですが、私は数年前に悪性リンパ腫というがんに罹患しました。
おかげ様で今は寛解状態となり、通常の生活を送ることができていますが、当時は本当にショックでした。
そして、今度は母ががんになりました。
母は70代の高齢者です。
彼女自身「高齢者」という認識は持っていませんが(笑)。
母から「がんになった」と聞いたときには本当に驚きました。
年齢のことも考えると、よくないことも頭をよぎりました。
私ががんになったとき、家族はこんな気持ちになったのかなと考えると、とても切ない気持ちになりました。
自分やご家族が「がん」と診断されたとき、少なからず動揺するかと思います。
当院でも、乳がんの診断を受けた患者さんとお話をしたとき「なんだか気持ちがぼーっとしていて、よく理解していないです」という方がおられました。
当然だと思います。
「まさか自分が」「まさか家族が」と思いますよね。
現在、2人に1人が「がん」に罹る時代です。
誰もががんになる可能性があります。
母は市の健康診断がきっかけで、比較的初期の段階で見つけることができました。
ただ、初期といっても大きな手術を受けることにはなりましたが…。
もし健診を受けていなければ、より大変な事態になっていたかと思うとぞっとします。
ちなみに、当院では診療を行っている日はいつでも、乳がん検診も受けることができます。
がんは早期発見・早期治療をすることで、治る可能性もある病気です。
ぜひ検診を受けましょう。
また、自覚症状がある方も早めに受診しましょうね。
さて、自分やご家族が「がん」と診断されたとき、何をどうしていいか分からなくなってしまうときがあるかと思います。
そのようなときは、ぜひ専門家に話を聞いてもらいましょう。
全国には「がん相談支援センター」が設置されています。
主に「がん診療連携拠点病院」に設置されていることが多いです。
その病院に受診歴がなくても、どなたでも相談できます。
困ったことや不安に感じることがありましたら、一人で抱え込まず、ぜひ活用してみてくださいね。
https://ganjoho.jp/public/institution/consultation/cisc/cisc.html
MNG Takahashi