アミュレット
この言葉を聞いても、多くの方が｢？？？｣だと思います。
「アミュレット」というのは、当院で使用しているフジフィルム社製のマンモグラフィ撮影装置の名前です。
開院当初は、来院患者数が少なく、マンモグラフィ検査を1件も行わないという日もありましたが、撮影件数は毎年ぐんぐん増え続け、直近1年では約1500名、開院から7年では計7600名の撮影を行いました。
多くの撮影を行ってきた当院のアミュレットですが、安全に撮影を行えるよう、毎朝行う日常点検の他に、定期点検を行っています。
日常点検は、装置が正常に動くか、画像表示が適切であるか、患者さんに直接触れる部分等に異変が無いか等を、診療放射線技師が確認しています。
定期点検は、マンモグラフィの製造・販売元に所属する“サービス”と呼ばれる修理・点検担当者が実施します。
圧迫圧や画像表示等が、定められている判定基準内であるか等、そして装置内部の点検も行っています。
撮影を重ねていくと、装置内部にあるネジやその他の部品が消耗してしまうため、必要な部品の交換もしてくれます。
精度を保った写真を提供するために、また、患者さんの安全のためにも、とても大切で欠かせない作業です。
先日、この定期点検を無事に終了しました。
過去に数回、部品交換などのメンテナンスを行いましたが、ここ最近は大きな故障もなく、改めて当院のアミュレットの働きに感謝したいと思います。
ちなみに当院では圧迫時の圧力が分散される、Fit Sweetという圧迫版を使用しています。
他社の撮影装置で受けたことのある方から、「前回よりも痛みが軽かった」という感想を聞くことがありますし、「思ったより痛くなかった」「我慢できるくらいの痛みだった」と言っていただけることもあります。
もちろん痛みの感じ方には個人差がありますが、マンモグラフィ検査が誰にとっても“耐え難い痛み” という訳ではないことも知っていただき、一人でも多くの方が検診に足を運んで下さるといいな、と思います。
Aya
