冬の転倒に注意
雪国で暮らしている私達にとって、ツルツル路面や大雪は慣れてはいるものの、滑って歩くのがいつも怖いものです。
路面の凍結などにより、転倒して最悪手や足を骨折することは珍しくありません。
とくに、若い頃は転んでも打撲程度で済むことも、年齢を重ねると骨の密度が低下し、骨折を招く恐れがあります。
とくに女性は閉経後に骨密度の低下がすすみます。みなさんもご存じの骨粗鬆症です。
骨の維持は古くなった骨を破壊する破骨細胞と、新しい骨を作る骨芽細胞のバランスによって成り立っています。
しかし閉経後はエストロゲンの減少により、このバランスが崩れ破骨細胞の働きが活性化されてしまいます。これにより骨の強さが低下してしまいます。
どんなに気を付けていても、転ぶときは転びます。
転んでも怪我をしないように、普段から体幹を鍛える運動を心がけたり、転ばないように、滑りにくい靴を履いたりする工夫が必要です。
また、転んで頭を打つと、これまた大変ですので、帽子を被るなどして、大惨事を防ぎたいものです。
転倒しても、打った体の部位の痛みが数日で治まれば良いのですが、3~4日経っても痛みが強かったり腫れが強い場合は、骨折していることもあります。
自己判断せず整形外科へ、また頭を打った場合は脳神経外科へ受診しましょう。
Mami