マンモグラフィと制汗剤

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皆さんは、マンモグラフィ撮影の際に制汗剤をつけてくるのはNGだということを知ってますでしょうか? 

 

撮影時、患者さんと技師の距離はどうしても近くなってしまいます。 

脇と乳房は汗が出やすい部位なので、清潔のために皆さんが気を使って、制汗剤をつけてくるということがよくあるようです。 

 

私も当院に来てから経験はありませんが、前の勤務先にいる時に、患者さんの方から制汗剤をつけてきてしまったと申告されたことがあります。 

 

皆さんのお気遣いの気持ちはとてもありがたいと思いますが、私は汗などまったく気にしませんので、検査への影響を無くすため何もつけないで来ていただけたら嬉しいです。 

 

なぜ影響があるかと言いますと、制汗剤は銀イオンが入っているものが多く、それは画像上で石灰化のように白く写ってしまうことがあるからです。 

 

石灰化には良性と悪性のものがあるので、必ずしもそれがあるから乳がんという訳ではありません。 

しかし良性の石灰化でも、今後経過観察が必要な方もたくさんいらっしゃいます。 

もし制汗剤が石灰化のように写ってしまったら、実際の石灰化があった際に判断が難しくなり、写り方によっては誤った診断にも繋がります。

今後の経過観察にも影響してしまいます。 

 

検査前に、制汗剤を付けてしまった!という方がいましたら、技師の私に相談してください。 

おしぼりをお持ちしますので、拭き取ってから検査を受けていただきます。 

些細なことなのですが、検査や診断に影響があるので皆さんご協力をお願い致します! 

 

Wakana 

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