胸のサイズとマンモグラフィ
マンモグラフィ撮影の際に、胸が小さいのでちゃんと挟まりますか、挟まる時に痛そう…などと、胸の大きさと痛みに関する質問を何度か受けたことがあります。
結論からすると、胸の大きさとマンモグラフィの痛さは全く関係ありません。
問題なく挟んで撮ることができます。
診療放射線技師として、新人の頃からマンモグラフィ撮影に携わってきましたが、胸の大きさによる痛みが原因で撮影できなかった方は、今まで1人もいませんのでご安心ください。
それならなぜ、検査の際痛みが生じるのか疑問に思いますよね。
皆さんは、生理前に胸が張ったり痛くなった経験はありますか？
うつぶせに寝ると痛みを感じるという経験をしたことのある方は多いと思います。
このように胸が張っている時期にマンモグラフィ検査を受けると、はさんだ際に痛みを強く感じてしまう傾向があります。
今後検診を受けようと思っている方がいましたら、生理が終了したころ、または生理が始まってから1週間くらいを目安に受けて頂くことをおすすめしております。
｢胸が大きいから痛くない｣ ｢胸が小さいから痛い｣と、誤解されている方がまだまだ多いと思います。
撮影時の痛みは胸の大きさより、女性ホルモンの影響による乳房の張りが関係しているということを知っていれば、少しは不安も取り除けるのではないでしょうか？
胸の大きさが気になり、検診をためらってる方がいたら、このブログを見て安心して検査を受けて貰えたらと思います。
Wakana
