生理痛のおはなし その2

昨日のAIR-G brilliant days Fでは、生理に伴う症状が起こる原因についてお話ししました。
女性の体内では、卵巣から分泌される女性ホルモンにより、生理周期が作り出されます。
エストロゲンにより卵胞(卵巣にある卵子を含んだ袋状のもの)が成熟し、プロゲステロンにより子宮内膜が厚く形成されます。
受精卵の着床がおこらないと、内膜が剥がれ落ち、月経の現象がおこります。
このときに子宮を収縮させ、経血を子宮外にだすためにプロスタグランジンという物質が分泌されますが、このプロスタグランジンが下腹部の痛みや吐き気、頭痛の原因です。
症状が出たら早めに鎮痛剤を服用すると、より効果的です。
鎮痛剤は症状を和らげる治療です。
他には漢方薬で効果が出る方もいます。
当帰芍薬散や桂枝茯苓丸などが処方されることが多いです。
またピルによる治療もあります。
ピルはエストロゲンとプロゲスチンの混合製剤です。
ピルの服用によって、ホルモンが追加されると、脳は卵胞が成熟したととらえます。
すると女性ホルモンを出さなくて良い状況だと判断し、卵胞を成熟させることをしません。
卵胞が育たないので排卵もしなくなりますし、子宮内膜の増殖が抑えられ、結果的に子宮収縮に伴う痛みも軽減します。
現在処方されているピルの多くは、低用量ピルと言って、含まれるエストロゲンの量を、血栓症などの副作用を避けるために少なく調整されているものが主流です。
生理に伴う症状を和らげたい場合は、産婦人科で診察と処方を受けます。
その際はエコー検査なども必要です。
単純に生理が重いだけと思っていたら、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が原因のこともあるので、病気がないことを確認してから、治療法を選ぶことになります。
ピルは月経前の体調の変化、たとえばお腹の張りや乳房の張り、頭痛やむくみなど、さらには気分の浮き沈みなどの症状を改善させる効果もあります。
月経前症候群といいますが、この場合は保険適応にはなりませんので、自費で処方を受けることになります。
生理にまつわるお悩みは産婦人科を受診しましょう。
20代からは子宮頸がん検診を受けていただきたいので、若いうちからかかりつけの産婦人科をもつのは良いことです。
女性の一生は女性ホルモンとともにあるのですから。
Akiko