マンモグラフィ検査
皆さんは、マンモグラフィ撮影と聞くとどのようなイメージを持つでしょうか?
はじめての方だと、まだ経験がないため想像つかないと思います。
もう既に検査を経験した方から聞いたこともあるかもしれませんが「痛い」「乳房を挟めた時苦しい」「放射線の出る検査だから被ばくしてしまう」など否定的な意見が多い検査なのです。
しかし、病気を見つけるために、この検査を受けることはとても重要です。
撮影の際によく聞かれるのですが、放射線による影響は全然ありません。
放射線量はかなり微量で、CTなどに比べると、とても線量が低いので、安心して検査を受けることができます。
妊娠中の方はお腹の中にいるお子さんに影響が出てしまうおそれがあるので、撮影することができません。
授乳中の方は、お子様の月齢と授乳回数次第で撮影できるか決まるので、問診の際に教えていただけたら嬉しいです。
このようにマイナスのイメージが持たれやすい検査ですが、とても精度の高い検査です。
圧迫されたとき、痛みを感じる方もいると思いますが、乳房を圧迫することによって乳腺の重なりが少なくなるため、腫瘤があった場合見つけやすくなります。
また、石灰化もマンモグラフィでわかりやすい病変です。
石灰化は病気ではないものもありますが、定期的な経過観察が必要なものもありますし、またがんの石灰化もあります。
石灰化は超音波検査では見つけにくい変化なので、定期的にマンモグラフィを利用した検診を受けていただくことをオススメしています。
辛い検査だから受けたくないと思う気持ちは私もわかりますが、年に1回だけのことです。
気付いた時には遅かった、なんてことにならないようにしたいですよね。
当クリニックでは、マンモグラフィ撮影は主に診療放射線技師の私が担当しています。
もし撮影時に痛みを感じた場合、無理に撮影を進めることは絶対にしないので安心して検査を受けてくださいね。
お声掛けもしっかり行っていますので、何かあれば遠慮なく教えてください!
Wakana