肛門狭窄

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肛門狭窄とは様々な原因で肛門が狭くなり、便が出にくくなったり細い便しか出なくなったりする状態です。 

通常の肛門は容易に人差し指が入りますが、肛門狭窄を起こすと酷い場合は小指程の細さでも入らない方もおります。

肛門狭窄を起こすと便意があるのに、出づらくなり、排便時には激しい痛みを伴うこともあります。 

原因としては、何度も繰り返す切れ痔が最も多いです。 

切れ痔は、硬い便を出す時に起こることが多いのですが、下痢でも起こります。

通常は多少の傷ができても2~3日で治ってしまいますが、治りかけたところに硬便や下痢便がおこるとまた切れ、痛みを伴うため、排便がどんどん苦痛になっていきます。

するとますます排便時に肛門の伸展が悪くなり、さらに肛門部の痛みも強くなります。

このような状況になると、悪循環で治りにくくなっていきます。 

慢性的な切れ痔を放置してしまうと、傷が潰瘍となり、肛門の狭窄を引き起します。 

排便時の激しい痛みを訴えて、札幌フィメールクリニックにも、多くの患者さんが受診して来られます。

痔の外用薬や内服、緩下剤や鎮痛剤なども併用して治療を始めますが、改善が期待できない場合は手術を勧めることがあります。 

また肛門の潰瘍をつくるクローン病などの腸の炎症性疾患が原因のこともありますので、必要に応じ大腸内視鏡検査も行います。 

お尻が痛くて排便が困難に感じている方は、様子をみていても治りにくいことがありますので肛門外科を受診して下さい。 

 

Mami 

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