診療放射線技師
みなさんは身近に診療放射線技師がいますか?
診療放射線技師とは、レントゲンやCTを撮っている人、というとわかりやすいでしょうか。
放射線技師について描かれたドラマ「ラジエーションハウス」が放送され、多くの方にこの仕事について知っていただけた気がします。
私は診療放射線技師として、毎日診療の補助をしているので、
ドラマの影響で、この仕事に就きたい!と考えてくれる方が増えたら、とても嬉しいです。
診療放射線技師になるには、厚生労働省や文部科学省で指定された養成校を卒業し、国家試験に合格しないといけません。
養成校は4年制大学や短大、専門学校がありますが、高校を卒業してから最短3年で国家資格受験の資格を得ることができます。
多くの学校は最終学年の最後の試験を卒業試験としていますが、それを通過しないと国家試験受験どころか、養成校を卒業することが出来ないので日々の勉強がとても大事になってきます。
国家試験は200点満点中120点、つまり6割で合格です。
6割くらいでいいの?と思われるかもしれませんが、出題範囲はとても広いので、まんべんなく知識を身に着ける必要があります。
試験に向けての勉強方法にも頭を悩ませますが、私も身近な友人も数年分の過去問を中心に準備しました。
過去に多く出題されている問題は、やはり資格取得に必要不可欠な知識です。
無事に国家試験に合格した後は就職です。
就職先は、総合病院や個人病院、クリニック、検診センターなどの医療機関が多いですが、中には医療メーカーに勤務する人もいます。
近年、女性技師が増えています。
乳がんに罹る人が増え、マンモグラフィ検査の需要が高まっていますので、女性技師がとても活躍できると思います。
デリケートな部位なので、女性技師が担当することで、安心感もあるのではないでしょうか?
私自身の経験でも、担当技師が女性で安心したと言っていただいたことがたくさんあり、その時とても嬉しかったのを覚えています。
診療放射線技師という仕事に興味を持っていただけたら嬉しいです。
Wakana