ピンクリボン月間

pinkribbon2021

昨日のAIR-G brilliant days Fでは、ピンクリボン月間のお話をしました。 

年に1回、定期的に乳がん検診を受けるようにしている方も多いと思いますが、まだ受けたことがない、という方もたくさんいらっしゃると思いますし、また過去に受けたことはあるけれど、もう何年も前のことという方もいるはずです。 

あらためて、乳がんのことをお伝えしたいと思います。 

乳がんは現在、日本人女性の9人に1人が罹るといわれている、日本人女性がもっともかかりやすいがんです。

年間9万人以上があらたに乳がんと診断されています。 

もう一つの乳がんの特徴は、40歳代から罹りやすくなるがんということです。

仕事だけでなく家事や育児、介護など、女性の社会進出が当たり前になっていても、女性が職場以外で担う役割はたいへん幅広く、かつ欠かせないものです。

40代というと、日々やるべきことが多すぎて、ご自身のことは後回しになりがちです。 

乳がん検診について受ける機会がなかったのかとお尋ねすると、忙しい、恥ずかしい、どこで受けたらよいかわからなかったという理由以外に、痛みなどの症状がないから、と答える方がいます。

残念ながら、ほとんどがんは初期に症状が出ることがありませんので、症状を感じたときに医療機関を受診するのでは、早期に診断できるかわかりません。

症状がない段階でがんを見つけるのが、がん検診なのです。 

がんはステージ(病期)といって、がんの進行の程度を主に4段階に分類します。

乳がんの場合、腫瘍が2cm未満で、わきのリンパ節に転移がみられず、遠くの臓器(肺や肝臓や骨)に転移していない状態だと、ステージⅠです。

ステージⅠの患者さんの5年生存率は95%以上、ステージⅡでも90%近くです。 

乳がんはほかにも、ホルモン感受性があるか、分子標的薬という薬が効くかなどの詳細な性質を調べたうえで、治療方針を決定します。

一概に早期だから再発しないとは言い切れないのですが、早く見つかったほうが治る確率は高まります。 

忙しい女性たちに、定期的に乳がん検診を受ける機会を持ってほしい 

ご自身で乳房をチェックするセルフチェックを定期的に行ってほしい 

異変に気が付いたらなるべく早く乳腺外科を受診してほしい。 

ピンクリボン月間を間近に控え、皆さんに声を大にしてお伝えしたいです。 

ご家族の皆さんには、乳がん検診を受けられるよう後押ししていただけたら嬉しいです。 

札幌フィメールクリニックは今年も、10月16日(日)に日曜乳がん検診を行います。

9時から17時まで予約制で対応しておりますので、平日は時間が取りにくいという方や、遠方の方にも検診の機会がもてると思います。 

 

Akiko 

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