ノロウイルスに注意
食中毒の原因の一つにノロウイルスによる感染性胃腸炎があります。
特に11月～2月に多く発生します。
ウイルスで汚染された食物を食べた場合や、感染者の吐物に触れた手指を介して口に入る接触感染。吐物や下痢便等の処理が不十分で、残存したウイルスが空気中に舞い上がり、吸入して感染する空気感染により人から人へ感染していきます。
感染力はとても強く、少量のウイルスでも感染します。
原因となる食べ物の中に、海中で海水を吸いウイルスを蓄積し、濃縮されるとする二枚貝があげられます。
例えばかきやホタテ貝などです。
感染後約24～48時間で嘔気、嘔吐、下痢、腹痛で発症します。
発熱は軽度です。
通常1～3日続いた後徐々に軽快し治癒していきます。
しかし、子供や高齢者は脱水症状などで重症化することがあるので注意が必要です。
症状が良くなっても1週間程度、長い時は1か月近くもウイルスの排泄が続くことがあるので、食品を扱う際には十分気をつけましょう。
感染対策としては
- 外出後の手洗いやうがい、食事前やトイレ後の手洗い
- 食品は十分に加熱した物を摂取する
- ドアノブなど手指の触れる場所は、細目に清掃を行う
など、基本的な事を行いましょう。
もし感染が疑われた場合は最寄りの保健所か、かかりつけ医に相談しましょう。
Ｍａｍｉ
