炭酸ガスでお腹が楽に

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ここ2年ほど、札幌フィメールクリニックで行う大腸内視鏡検査の件数がとても増えています。

大腸内視鏡検査はおしりからカメラを挿入する検査なので、女性医師に担当してもらいたいと思う女性患者さんが多いためだと思います。 

ブログやホームページでも、検査を行っていることをお伝えしているので、初めて受診される方が、便潜血検査が陽性となったため、精密検査の指示書を持参して受診することも珍しくありません。 

大腸内視鏡検査では、まずカメラを大腸のはじまりである盲腸部分まで挿入し、そこから大腸内を膨らませながらカメラをゆっくりと引き抜きながら、病気がないかを観察します。 

検査中に大腸内に送った空気がしばらく残ることで、検査後に腹部の張りや痛みを強く感じて、すぐに帰宅できない患者さんがいます。

以前から気になっていましたが、この度、検査後のおなかの張りが軽減できるよう、空気ではなく炭酸ガス(二酸化炭素)を使えるようにしました。 

炭酸ガスは、呼吸によりスムーズに排出されるため、検査直後でも強いお腹の張りが出にくくなる期待があります。 

今後はこの装置を使いながら、大腸内視鏡検査を行っていきます。

検査時にポリープが見つかった場合は、大きさや形状によっては、その場で日帰り切除も行っていますので、ぜひご相談ください。 

 

Akiko 

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