定期的なセルフチェックを
乳がんの早期発見のためには、定期的に乳がん検診を受けることはもちろん大切ですが、セルフチェックの習慣もとても大切です。
私は放射線技師になるまでセルフチェックの存在を知りませんでした。
乳がんについての講演会に参加した時に、初めて聞いた言葉でしたので、みなさんの中にも、知らなかった方もいらっしゃると思います。
定期的にセルフチェックをすることによって、ご自身の普段の乳房の状態を知ることができます。
いつもの状態がわかるようになると、何か異変があった際には、自分で気づくことができます。
月に1回、ご自身でタイミングを見つけてチェックをしてみてください。
生理がある方は、生理が終わるころが良いです。
セルフチェックは時間がかかるものではありません。
私はお風呂で体を洗う時や、保湿剤を塗る時に行っています(*^_^*)
ただ触れるだけではなく、「いつも通りなのか？」と意識して触れることが大切です。
また、乳腺は強く押すと痛みが出やすいので、つまんだり指先に力を入れたりせずに、優しく指の腹を滑らせるようにチェックしてみてください。
乳がん検診で異常なしといわれたら、1年間セルフチェックを続けていただき、また乳がん検診を受けてください。
乳がん検診と月1回のセルフチェックはふたつでセットです！
写真のパンフレットをクリニックの待合に置いているので、来院されたらぜひ手に取ってほしいです。
今は日本人女性の9人に1人が乳がんに罹ると言われています。
自分のため、大切な人たちのためにも多くの方々が検診とセルフチェックの習慣を身につけていただけたらと思います。
Wakana
