肛門ポリープ

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肛門の出血、痛みなどを自覚し、様子をみているうちに、イボができたといって受診される方がおられます。

診察するといぼ痔や切れ痔に伴う肛門ポリープであることがわかります。 

肛門ポリープはイボのような突起物ですが、いぼ痔ではありません。

また、悪性化することはないので、そのまま放置していても特に問題はないと言われています。 

肛門ポリープは直腸と肛門の境目の歯状線という部位に生じます。 

慢性的な下痢や便秘の繰り返し、痔の悪化の繰り返しにより、炎症性に起こると考えられています。 

ポリープは肛門内に留まり、外からはわからないものや、肛門の外に出てくるものまであります。

形や大きさも様々で、親指大まで大きくなるものもあります。 

小さいうちは無症状でも、大きくなると排便時に脱出し、脱出を繰り返すとポリープの根元が裂けて、痛みや出血を伴います。 

肛門ポリープは手術で切除することが可能です。

いぼ痔や切れ痔に伴ってできているものは、痔の根治術が必要な場合もあります。 

肛門ポリープかどうかは、ご自身で判断することは難しいと思いますので、肛門外科へご相談下さい。 

すぐに手術を勧められるのではと、不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、札幌フィメールクリニックで手術を行った多くの患者さんは、手術により辛いおしりの症状から解放されたことで、早く受診し手術を受ければよかった、と話されます。 

無理に手術を勧めることはありませんので、ご安心ください。 

 

Mami 

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