あなたの便は何型?
便の状態を表す世界的な基準として「ブリストル便形状スケール」があります。
これは色や形に基づいて『便」の状態を分類しています。
診察時医師が患者さんの便の形状を評価しやすくなるものです。
ブリストルスケールには、便の性状が1~7に分類されます。
1型、コロコロ便(兎の糞状) (便秘傾向)
2型、硬い便(ごつごつ状) (便秘傾向)
3型、やや硬い便(表面に亀裂) (正常な便)
4型、普通便(バナナ状) (正常な便)
5型、やや軟らかい便 (正常な便)
6型、泥状便 (下痢傾向)
7型、水様便 (下痢傾向)
1や2のような硬い便は、腸内で停滞している時間が長いことが原因で、硬い便を無理に出そうといきむことで、肛門を傷つけることもあります。
3~5は正常な便ですが、特に4型の性状が理想的です。
便の表面が滑らかでバナナ状、あるいは蛇がとぐろを巻くような形状です。
医師が患者さんの問診時に、排便周期や便の性状を質問しますが、返答に困惑される場面に遭遇することがあります。
そのような時にブリストルスケールを活用し、便の性状を把握して、病気の診断、薬の処方内容や排便リズムの改善に役立てることができます。
患者さんの中には、便の観察をしていないという方がめずらしくありません。日々の健康管理のためにも、ぜひ便のチェックを行ってくださいね。
Mami