活動の一環
平日に乳がん検診を受けにくい女性のため、全国の医療機関に呼びかけ毎年10月第3日曜日に乳がん検診を受けていただくJ.M.S(ジャパン マンモグラフィ サンデー)プログラムを推進しているJ.POSH(日本乳がんピンクリボン運動)というNPO法人の存在は、クリニックのブログで度々紹介しているので、ご存知の方もいると思います。
毎年、早期発見・早期治療につながるセルフチェックを促すJ.POSHのリーフレットやポケットティッシュをクリニックに置かせていただいています。
そのJ.POSHの活動の一つに、乳がん罹患者(投薬や経過観察など定期的な通院を含む)あるいは乳がんで死亡された保護者の方の子どもに対して返済不要の奨学金制度【奨学金まなび】があるのを、ご存じない方は多いと思います。
https://www.j-posh.com/activity/scholarship/requirement/
お母さんが乳がんによる闘病生活を余儀なくされても、勉学に支障が出ないように高校生を対象にした経済的支援活動です。
乳がん罹患者の私も最近知りました。
乳がんの宣告は突然やって来ます。
子供の教育費がかさむ40代、50代はまさに乳がん好発年齢。
治療のために休職が必要になったり、場合によっては辞めざる得なかったり、今までの生活スタイルが変わる可能性も大きくあります。
ご自身の身体の心配の他に子供やご家族のこと、自身のお仕事のこと‥心配、不安が募りますよね。
支援の額はわずかであっても、支援があることに気持ちが救われることもあるはず。
乳がんになったことで子供に助けてもらうこと、支えてもらうことも時にあります。
乳がんのお母さんを支える我が子が、勉強やスポーツに集中して取り組めるように願うお母さんの力となってくれます。
このような支援があり、このような活動をしている団体があるということを、なんとなくでも頭の片隅にあれば、いつか自分や自分の大切な人の助けになる日もあるかもしれませんよね。
Miya